ということは、豊富？潤沢？…

 

　ありえない程の…

 

　まぁとにかく相当な雪代要因があるわけです。

 

　それがあの激流を構成するのだろう。

 

　今年は少雪とはいえ、発電量を稼がなくてはいけないわけでして…

 

 

　関電さんも見廻りご苦労様でした！

 

　いつ行っても、遠くにいても大した増水でもないのに

 

　ワザワザ増水警告しに近くまで来てくれる。

 

　サイレン鳴るし、逐一流量確認してるので大丈夫ですよ。

 

　

　

 

 

 

　しかし…流れまで平気で１０分歩くポイントも…

 

　どんだけ河原広いんだ(^^;)

 

　おかげで足腰、特に腹周りに大変いい運動になりましたが。

 

　

　でもこの状況はある程度予想していたので、

 

　冬期筋トレでフィジカル強化しておりました！

 

　３月からの黒部歩きで下半身は鍛えられるはずなので

 

　上中半身と持久力を鍛えておりましたｗ

 

　なぜかというと…

 

　

 

　

 

 

　メディアや雑誌に登場されている先生方のモンスター談にあるように

 

　流れを味方につけた５ｋオーバー？はとてつもなく走る。

 

　ぼくも過去に２発、他川でなすすべなくやられました（５ｋか未確認ｗ）

 

　

　

 

　今度こそ獲る！！

 

　

　

 

 

　もちろん筋トレはモンスターに対処する為も少なからずありますが

 

　今現在この釣りに必要なことを考えた場合

 

　重要なのは、場所や考察、情報、技術、瞬間的な思考などのメンタル面

 

　でもそれを支えるのは、やはり肉体や肉体感覚であり

 

　ここに不調をきたすと、正常な思考が異常をきたし歪んでくるのでは？

 

　と考えたのが発端。

 

　

　

　もともと腕立てぐらいはやっていたので、それにプラスα。

 

　しかし、どちらかだけでは良くないわけで

 

　フィジカルに合うメンタル、メンタルに合うフィジカルが必要かと。

 

　最終的には精神が肉体を上回る状況がベストか。

 

　

　まぁでも鍛えといて損はないわけで、逆にプラスになるはずと。

 

　毎回終盤には精神が疲労を超えて、感性が研ぎ澄まされる…

 

　おかげさまで、最後まで集中しながらやれたと思います。

 

　

 

 

 

　

 

 

 

　

　雑誌やメディアで言われているように黒部の盛期は５月か。

 

　

　なぜかというと水がないんです、本当に。

 

　全くないわけではないのですが、３月、４月はチャラ瀬と小ドブの連続。

 

　何かのタイミングでヒットすることはある…朝練とか…遡上量とか。

 

　

　釣れるとは思うのですが…

 

　でも、面白くないのです…

 

　あまり面白くない…

 

　

 

　でも水が出れば素晴らしい流れになる！！

 

　３月は捨て、少し伸ばすレギュレーション変更が必要でしょうね。

 

　

　

 

　それでも今期は３月でも十分な遡上水量になる時が少しだけあり

 

　この釣行日の水位は徐々に減少傾向で

 

　間もなくチャラ瀬になりそうですが

 

　そのタイミングに無理矢理短時間朝練して

 

　ようやく反応が！

 

　

　それが、上の

 

　

 

　ではありません。

 

　

 

　前日少し増水したので急遽朝練

 

　帰り際、黒部大橋下流の長い瀬の対岸のディープを探り

 

　ターン後のリトリーブに違和感が。

 

　ルアー目視可能な所まで来ると背後に鱒！

 

　距離５ｃｍほど。

 

　

　でももうすでにピックアップ寸前で何もできませんでした(T_T)

 

　

　その後、２、３投して反応ないし

 

　時間もないしで帰宅リミット、活動限界、朝練終了…(T_T)

 

　さほど大きくはないアベレージサイズでしたが…

 

　

　

　そして後日無理朝練！

 

　

 

　平日週一の休み、ゴールデンウィークも仕事なので。

　

　朝練もツライですが、自宅から時速８０ｋｍ前後で

 

　距離は片道４０ｋｍ前後で往復１００分程。

 

　仕事前なので何気にキツイ。

 

　やるしかないですが！！

　

 

　

　水位は徐々に減少傾向、３月なので寒いし

 

　水温も低いが、前回の猛追を考慮すれば

 

　モチベーションの高い、アクティブな奴が居るはず！

 

　

　

　そして先日より若干遡上してると考え

 

　少し上流の小さなポイントに。

 

　

　水位も低いので瀬にクロスでＲｅｄｅｙｅ８８ＳＳを投入。

 

　流れに馴染ませカウントダウンし瀬の脇にできる緩流帯を探る。

 

　数投目、上手く流れに入りココって流れで

 

　ゆるくターンさせると　

 

　

　ズドン！　アメじゃないでしょうね…

 

　

　まるで教科書どおり？のＨＩＴです！！

 

　

 

　瀬の向こうにいかれるとマズイので、なだめてなだめて

 

　無事ランディング！

 

　

　途中からフックのかかりを確認できましたが

 

　さすがに今期ファーストヒットなので慎重に慎重にいきましたｗ

 

　

　６０弱の太くも細くもないスタンダードな体型か？

 

　でもまさか３月中に一本上げれるとは思っておらず

 

　前回のこともあってか、びっくり感の後

 

　しばらくして嬉しさが込み上げました＾＾

 

 

　しかし後日以降は低水位が続き

 

　釣行予定を延期せざるを得ない日々。

 

　そしてやっと休日（水位は低い）

 

　でも若干水が出たので魚は入ってるだろうと…

 

　朝一に前回Ｐに入ろうと思うが、既に先人が。

 

　

　皆さん情報通です！

 

　初は漁協さんにバレたのでしかたなしとして

 

　まだ薄日が差す頃、さらに上流Ｐへ向かう…

 

　すると、黒部大橋下流の大場所がガラ空き。

 

　すかさず準備してエントリー。

 

 

　ここぞってところに４，５投目

 

　ややダウンにＲｅｄｅｙｅ８８Ｓをカウントダウンし

 

　その層をゆっくりＵ字させ、核心部で強くターン させる…

 

 

 

 

 

 

　ズドン！

 

　マジです？　

 

　

　ｷﾀ━ーーーーー(ﾟ∀ﾟ)ーーーーー━…!！

 

 

　

 

　もちろん最初のズドンでアワセてますが

 

　フッキングもバッチリでした！

 

　後はイナシてイナスて、、ランディング！！

 

　

　ファイト中に良いサイズだと思ってましたが

 

　改めてマジマジ見るとナイスサイズで感無量！

 

 

　でもポイントは流れ込みが真ん中三角波の広いプール。

 

　最深部約２ｍから下流に向かい駆け上がっていく。

 

　獲れて当然、タイミング次第のポイントでの１本でしょうか。

 

　なぜ空いていたのか、わかりません…

 

　

　その後ネクストワンを求めて粘りましたが、出ず。

 

　まだいるとは思うのですが、ひとところに留まれない性分で

 

　で、ネクストポイントに…

 

 

 

 

 

　しかし、そのポイントで待ち受けていたのは

 

　ラインブレイク　という名の残酷な現実でした…

 

 

　

 

　思い出しても深い悔恨…

 

　

　黒部鱒恐るべし…

 

　

　

 

　黒部大橋上流の落ち込みでのこと。

 

　下流にテトラが沖に向かって斜めに頭を出す。

 

　流速は少し早いか…

 

　流芯がテトラとの間にいい空間を作り出している。

 

　いるのはピンポイントだろう。

 

　

 

　プロトＲｅｄｅｙｅ９７で流し込んで、ここぞで、ワンアクション。

 

　

　ドン！

 

　即アワセる。

 

　

 

　でもそいつは途端に下流へ猛ダッシュ。

 

　けたたましく、強ドラグを響かせながら。

 

　しかし、そこには…

 

 

　

　ヤバイと思った…

 

　立ち位置の関係から水中テトラにラインが…確実にＰＥが擦れる…

 

　その瞬間、ロッドが真っ直ぐ空を向く…

 

　

　

 

 

　無情にも…完敗です…

 

 

　

 

　その可能性は充分あった。

 

　でも止めれると思っていた。

 

　

　特に早い流れでもない。

 

　相手の予想外の素早い攻めに対応が後手にまわった。

 

　

　完敗だ…　まだまだ未熟だ…

 

　

　無情にもその相手は、ルアーを外そうと

 

　１回、2回　３回と、跳ぶ。

 

　自分から遠ざかりながら…

 

　４回、５回、６回…全身を出して…

 

　そして瀬を落ちていった…

 

 

　外してやれない、もどかしさ。悔しさ。

 

　そして思った。

 

　自分の甘さを…

 

 

　そして考えた。

 

　サイズ的には６０強なのに、あのスピードはなんだ？

 

　この流れなら止めれるサイズだろ？

 

　

　どうして止めれなかった？

 

 

　そしてある結論に達した…

 

　それはまた後述したいと思いますが…

 

　でもこの体験は本当に、良い勉強になりました。

 

 

 

　その後、増減水のタイミングでの釣行は叶わず

 

　しばし朝練の空振りを喰らうが、やっと

 

　

 

　

 

 

　

 

　朝練の最重要ポイント（私的に）で総スカンを喰らい

 

　早々にそこを諦め、一級ポイントを車移動しながら眺める…

 

　皆さんしっかり入ってます！

 

　

　しかしある超一級？Ｐには…

 

　

　橋上流はアクセスしやすく、ひっきりなしに人が入る。

 

　

　橋を渡りながら眼下を確認すると、いつものように

 

　先行者が…

 

 

　いつもの通り左岸に２人か、右岸は０…

 

　

 

　右岸順番にひと流しして帰ろう！！

 

　

　でも左岸は１０秒でアクセス出来るが、右岸は１０分はウォーク。

 

　即移動し、転ばないように早足でポイント上へ。

 

　到着する頃には左岸が１人になり…ダメなのか？

 

　

　対岸の方の下に入らないよう荒瀬から釣り下るが

 

　うーん…反応なし。

 

　仕事に行く時間が迫る。早めにふた流し目して帰ろ（ふた流しするんかい！）

 

　

　

　左岸の人の釣り下るスピードに合わせ、下り

 

　最重要ポイント、水中「大岩」に！

 

　

　

　流芯にクロスで　Ｒｅｄｅｙｅ８８Ｓ　を投入。

 

　カウントダウンさせ、狙いの層で流芯をゆっくりドリフト。

 

　抜けた所から水中大岩前までゆっくりターンさせる。

 

　

　

　フ、、ズゴン！！！

 

 

　

　瞬時にありったけのフッキング笑

 

　のった、しっかりのった、た、たぶん！

 

　

　サイズはさほどでもない６０強だろうか。

 

　ランディング間近で左岸の方も気付かれます。

 

　が、それどころでは、余裕ありませんｗ

　

 

　流芯の向こうに逃げようとするが

 

　何とかこうにか向きを変えさせる。

 

　あとは手前で突っ込みを何回か変わし

 

　おとなしくなったところで無事ランディング

 

　

　…とはいきませんでした！

 

　

　

　寸前で反転を喰らい、枠外ネットにフッキング！

 

　慌てて膝と股間で退路をブロックしましたｗ

 

　帰宅時間ギリギリとはいえ、急ぎ過ぎ、反省です！

 

　もちろん対岸の方にはバッチリ見られたと思います！笑

 

　

   およそのサイズを告げ、再び魚体を確認。

 

　安堵と共に、改めてランディングの重要性を再確認できました。

 

　

　ランディングは過去に様々なドラマが起こってますしｗ

 

　毎年一発目は慎重に慎重に重ねて…毎度のこと、ですね。

 

 

 

　そして運命の時が訪れる…

 

　

　

 

 

　黒部の水量も１００ｔを超えることが多くなる。

 

　しかしゴールデンウィークはエブリイヤーワーキングｗ

 

　今期の遡上は少ない予想とはいえ

 

　確実にアイツらは入っているはず！

 

　

　GW前半はキツめの増水でほぼダメそうだったが

 

　後半は下がりだし、絶好のタイミング。

 

　行けませんがｗ

 

　我慢して釣行まで耐えるしかない！

 

 

　

　そして明けの初日…

 

　

 

 

 

 

 

 

　

 

 

　夜明け前に到着。

 

　

　ほぼ誰も来ないポイントに向け歩を進める。

 

　もし掛けて取ることを考えるならここしかないだろう…

 

　

 

　　　５ｋｇＵｐ　　Ｍｏｎｓｔｅｒ　

 

 

　

　ここ日本で毎年コンスタントに上がってるのは黒部だけか！？

 

　確率はトップクラスなのは間違いない！

 

　獲れれば、の話だが…トレレバノハナシ…

 

 

　でも相変わらずこのＰ、遠いです…

 

　煙草に火をつけて…

 

　

　燃え尽きるまで２/３は歩いたか…ようやく

　

　５０ｔの水の囁きがやっと聞こえてきた！

 

　そしてブッシュを抜けると河原が５０ｍ先に見えた。

 

　白泡の激流…いつもの光景か…

 

　

　超激流の頭からゆる～くファーストキャスト。

 

　あっという間にフルダウンｗ

 

　１ｍもないシャローだからしかたないか…

 

　脇にいないのか？　ここはいつも皆無、まだまだです。

 

　たまに来てくれても、てもいいはずだが^_^;

 

　

　でもここから

 

　どこにいてもおかしくない素晴らしいランが

 

　約３００ｍ程続く♡_♡

 

　対岸にも人影はない。

 

 

　

　とりあえず　Ｒｅｄｅｙｅ　８８　SSM　

 

　で最後まで早目に流すが反応なし。

 

　時間帯が早過ぎるのか？

 

　

　いや、陽は昇ってないが、薄明るい…

 

　絶対イル…気配を感じます笑

 

　一度入川場所まで戻り丁寧に流していく。

 

　

　

 

　しかし反応がない…

 

　あらゆることを想定しながら

 

　張り詰めた緊張感の中、最終Ｐの一歩手前…

 

 

　

 

　若干ダウンで対岸緩流帯にキャスト…

 

　流速は上から見るよりかなり速い…

 

　水中の大岩の所在はある程度わかっている！

 

　

　ラインを擦らないよう適所でロッドで操作する…

 

　そして最後の大岩での最後のターン…

 

　　

 

 

 

 

 

 

 

ゴッ！

 

　　

　瞬間に合わせ！！　

 

　　

　　来た！？　　

 

　

　　

 

 

 

　　ロッドがあっという間にバットまで曲がる。

 

　　地球ではない、生命感あり！

 

　　相手の出方を伺うが、重い首振りの連続

 

　　流れに乗って落ちていくがプレッシャーをかけ続ける…

 

　　

　　

　　首振り幅が少し大きいか？

 

　　

　　

 

　　とりあえず、耐えることにしてランディングＰを考える…

 

　　刹那、落ちが止まる。

 

　　

　　よーし、踏ん張った！

 

　　今度はこちらが攻める番だ。

 

　　

　　相手を疾走らせたい方へ向かせ、最高速でリーリング。

 

　　これがアタリ、対岸上流に走り出す。

 

　　油断はできないがひとまず激流瀬落ちは回避出来た！！

 

 　　

　　しかし流れにはひと抱えもある大岩さんがゴロゴロ…

 

　　偏光越しに見えるのも僅か…

 

　　

　　一番恐れるラインの消耗…

 

　　

　　それら全てをかわすべく、目とラインからの情報を捉え

 

　　ロッドをメトロノームのように操作する。

 

 

　　体力を出来るだけ消耗させる、こちらがフルになる前に。

 

　　

　　立ち位置はほぼ変えなかった。

 

　　

　　変えられなかったのか…

 

　　

　　操作を充分に行えるだけのポジションであることも。

 

　　

　　今思うと冷静な自分がいた事に少し驚く。

 

　　

　　これまでの思いがそうさせたのかもしれない…

 

　　

 

　　そして充分ファイトし、ランディング出来る所まで寄せた時

 

　　

 

　　躊躇せず一発で！！

 

 

　　

　　

 

　　いいサイズであることはわかっていた。

 

　　がここまでのサイズであるとは！

 

　　ネットイン後での暴れ方でわかった。

 

 

　　と相当デカイように書いてますが、

 

　　７０＆５はありませんでしたのであしからず^^;

　　（ネット内径５８×４１から判断下さい）

 

　　

 

　　とは言え、狙ってました７０近く＆５キロ近くあること。

 

　　そして、その後の釣行はアベレージクラスしか出なかったことは

 

　　お伝えしておきます…

 

 

 

 

 　

　

 

 

 

 

 

 

 

 

抜けるような空

 

　

　

　流れる雲

 

　

 

　エメラルドグリーンの流れ

 

　

 

 

　あて無く続く道を

 

　

 

　叶いかけた夢を胸にひた走る

 

　　 

 

　逢えると思った君に

 

　出来うる全てを捧げた

 

　

 

　今は帰らぬ儚き日々

 

 

 

 

 

　　

 

 

 

 

　　　追憶

 

 

　

　３月から５月までの３ヶ月間のミッションは

 

　短い期間だったと共に非常に濃密な日々でした。

 

　

　３月は文字通り水がない、極端に流れが限定される中での放浪。

 

　４月、若干の増水でのピンポイントの連続ブレイク試練。

 

　５月、気配充満での邂逅。

 

　

 

　そして６月に思うことは、

 

　出逢いと別れ、青い春が逡巡させてくれた。

 

　いろいろな釣人＆地元の方と逢い、想いを。

 

　全ての声に耳を傾け、一から黒部鱒に向き合いました。

 

　しかし、全てを昇華できたわけではありません。

 

　本当は、まだ、この胸に少し残ってます、あの追憶が。

 

　

　

　時間帯はどうにもできませんがセレクトした場所

 

　ラインはほぼほぼ通用したのか？

 

　玉砕を喰らうことの方が多かったけど笑

 

　

　そして新たなルアービルディングアイディアが

 

　いろいろ浮かんできました。

 

　

　本当に楽しみです。

 

　

　今後はそれを具現化するため

 

　新たなビルディングに励みます。

 

　試行錯誤の日々が続くと思われますので

 

　しばらく余程の鱒が掛からない限り

 

　こちらにアップ出来ないと思います。

 

　

　来期はレギュレーションが変わり、組合＆一般とも倍になるとも。

 

　出来れば来年もこの川に向き合いたいと思います（１０倍→５倍）。

 

　まず当たらないでしょう。

 

　でも黒部という川は釣行して損はないと思います。

 

　何か自身にプラスになることを教えてくれます！

 

　

 

　

 

 

  最後に

 

　至らぬこともある新参者の私に対して

 

　様々な問いかけにも心良く受け入れて下さった

 

　そして教えて下さった黒部川の皆様

 

　とても辛く、でもとても楽しかったです！

 

　本当に有難う御座いました！！

 

 

 

 

 

 

 

Ｒｅｄｅｙｅ　５２　Ｒ

特別注文色です。

 

鬼山女魚カラー。

 

　　ドシドシご注文ください＾＾

 

 

　　　

あきまへん

 

 

　今期はシーバス全然あきまへん＾＾；

 

　少しだけｗ

 

　しかもランカーサイズなし…

 

　なので写真も撮る気なし…

 

　で早々に納竿しましたｗｗ

 

　来年はもう少し頑張ろう！かな